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スタッフインタビュー

富士宮事業所 大城さん

沖縄県出身。静岡県で紙製容器の製造に携わる。機械いじりが好きで、業務外にシーケンス制御を学んだり、バイクを修理したりしている。

農家の害獣被害を防ぐためハンティングを始めました

日本ケイテムで仕事をしながらバイトもしており、たくさんの農家や酪農家、養鶏家の方と知り合いました。その時、鳥獣被害の実態を目の当たりにし、少しでも助けになりたいと思ったことと、子供の頃親戚に狩猟に連れて行ってもらった経験を思い出し、自分にもできるんじゃないかと思い、免許を取りました。

狩猟免許(罠・銃)を取る事自体は特に難しくはありません。やる気があればだれでも1年くらいで取得できると思います。むしろ大変なのは公安委員会(警察)から猟銃所持の許可を取ること。何度も面接を受け、周囲の人に聞き込みをされ、職業や債務など事細かに調べられます。日本で銃を持つという事はそれだけで大変な労力を要するのだと実感しました。

初めて仕留めたのはバンという鳥です。よさそうなポイントで待ち伏せていたら飛んできて100mぐらい先に着水しました。それまでに焦って何度かチャンスを逃していたので、確実に仕留める為にスコープを覗きながら「狩猟鳥獣で間違いないか」「距離、風向き、風の強さ」「獲物の動き」を観察し、どこを狙えば弾が当たるか考えながらゆっくりと引き金を引こうとしましたが、これから直接命を奪う(頂く)という行為に指が震えました。

「スコープごしに見ていると可愛いんだよ」と猟友会のベテラン猟師の言葉をふっと思い出し、「あぁ・・・こういう事か・・・」と思いながら意を決して引き金を引きました。この間わずか2・3秒だと思います。大袈裟かもしれませんが、生きるという事、命を頂くという事、それらを強く実感した、一生忘れられない瞬間でした。