
旅館で接客、そして料理人として働いた時期がありました。もともとは地元の工場に勤めていたのですが、「もっと収入を上げたい」「何か新しいことに挑戦してみたい」との想いから、全く異業種の料理の世界に飛び込みました。ただ、現実はそう甘くはなく・・・、職人の世界の厳しさを痛感。思いきって地元を離れる決意を固めた頃、日本ケイテムに出会いました。機械いじりや修理が好きだったこともあり、収入面や将来性を考えて、応募したのが始まりです。
宮崎の工場から今の職場に移ってきて、1年ほどで工程管理者を任されることになりましたが、年上の方や自分より先に入った方に指示を出すことの難しさ、プレッシャー・・・正直しんどかったです。でも、「まずは自分が知識をつけて、率先して動くしかない」と覚悟を決めて周囲に認めてもらえるよう、ひたすら努力しました。そん な中でも、10歳年上の先輩や上司からの支えには本当に助けられました。「自分ひとりで背負い込まなくていいんだ」と感じられたことで、乗り越えられました。
現在は、3班制で1班20~30名を2名の工程管理者で見る体制なので、現場では、単なる人数の管理だけではなく、一人ひとりのスキルや性格、体調の変化などを見ながら細やかに対応していくことが求められます。個人でできることには限界があり、それを超えて高い品質や効率を維持するには、現場全体が「一つのチーム」として動くことが必要不可欠。今は、自分にできるところまで上を目指したい。頼られたときに「ありがとう」と言われると、やっぱり嬉しいし、自信にもつながる。そんな瞬間をもっと増やしていきたいです。
今、私が力を入れているのが、「工程管理業務のマニュアル化」です。工程管理者になった当初、自分自身が感じたのは「何から手をつければいいのか分からない」という戸惑いでした。仕事の中で当たり前になっているルールや流れも、引き継ぐ際には説明が難しいことが多く、気づけば口頭で済ませてしまっていたこともありました。ですが、これでは次の人が苦労する。そう感じたことがきっかけで、誰が見ても、何をすればいいか分かるマニュアルを作り、今後新たに工程管理者になる人が安心してスタートを切れるような、そんな“土台づくり”をしていきたいと思っています。