スタッフインタビュー

西院製作所　森田さん

半導体製品製造技能士一級を取得。西院製作所で工程長を務める。

合格通知を見たときに半年間の苦労が報われました

半導体製品製造技能士とは、ICチップなどの半導体製品を製作する技能を認定する国家資格です。1級の受験資格は7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上の実務経験となり、実務経験が必須とされています。

資格を取得するきっかけとなったのは、班長から工程長へステップアップするために必須だと言われたためです。2級は10数年前に取得していたのですが、いざ問題集を見てみると10年で問題の傾向ががらりと変わっていることに驚きました。

この受験のために、半年間仕事が終わると毎日勉強をしていました。現在の自分の仕事の延長線上である製造に関することは知っていることがほとんどなので理解できるのですが、製造以外の範囲になると自分の経験だけではわからない難しいことが多くありました。そのため、半導体ハンドブックなどを読み新しい知識を得ることに集中しました。

実際の試験は、1分野10分の9コマで90分の試験時間です。筆記試験のみで実技はありませんでした。約1か月後に合格通知を見たときは安心するとともに半年間の苦労が報われたととても嬉しい気持ちになりました。

資格を得たことで、より半導体の知識が豊富になり、現場の社員の方との話し合いの中でも、相手の意図や専門用語を理解し自分なりの意見を伝えることもできるようになったと思います。また、依頼された業務が当社でできる作業かどうかの判断にも役立っています。

1級の上に特級がありますが、現在の業務では1級で十分だと思います。今は、一緒に働くメンバーと面談をする中で心と体のケアが必要だと感じたため、メンタルヘルスの資格取得を目指しています。9月に試験があるので今は勉強に励んでいる最中です。